EMPIRE IN THE STORM レビュー 究極のやり込み要素は圧巻！ マルチも満点のRPG！

やり込み要素は文句なしに評価出来るぞ！

EMPIRE IN THE STORMってどんなゲーム？

「EMPIRE IN THE STORM」は台湾と中国で作られたRPGで、この度スクエニが日本語版をリリースした形になります。

敵グラフィックの迫力、圧倒的なやり込み要素、対戦だけに限らないマルチプレイ、箱庭要素など昨今のスマホゲーの中でもトップクラスのゲーム性を持ち合わせた秀作です。

どんなシステムが搭載されているの？

さて、本作はめちゃくちゃ色々な要素が詰め込まれているので、主要システムの細かい説明は後に回して、まず最初に大まかなシステムを紹介していきましょう。

という事でまず任務と戦闘システム。任務は「ホワイトキメラ討伐」みたいな感じで一匹のボスを倒す事が目的となります。

プレイヤーは部隊を率いる部隊長みたいな設定で、戦闘では三人で組んだ部隊で戦います。

まぁ仮想パッドで移動、攻撃アイコンやスキルアイコンをタップしてズバズバ敵を攻撃していくって感じです。

こちらは拠点画面。この拠点には様々な施設はもちろんキャラクターが居住しており、パーティーメンバーの勧誘とか武器の育成などは全てここで行います。
ポスト（メール）とか倉庫みたいなシステムもこの画面に施設として集約されています。

まぁ一般的なRPGのメニュー画面とかにあるような「項目」を、こうやって遊び心のある「グラフィック」で表現したって感じですね。

そして拠点の施設などはガンガン追加したりアップグレード可能。

最初は基本的な施設しかありませんけど、その内休憩室とかゲームを有利に進める施設をかなりの数増やせます。

一番利用するキャラクターはパーティーメンバーの管理をするアイリー、ショップのエリカさん辺りでしょうか。にしてもエリカさんやたらと偉そう。

序盤では施設が全然揃っていないので、しばらくは施設の利用ではなくこの二人との細々とした生活が続きそう。

施設の外には「商業区」と「交流区」があります。MMORPGとかに詳しい人ならこの名前だけでなんとなく察すると思いますけど、この二つは他プレイヤーと繋がる場所ですね。

まだまだシステムは沢山ありますが、本作のシステムを大きく三つにまとめると「戦闘＆任務」、「拠点での準備」、「マルチプレイ」って所でしょうか。
そしてマルチプレイは他プレイヤーとの交流（取引）やアリーナバトルなどに細分化されていきます。

戦闘は歯ごたえあり！

こういうRPGの戦闘は適当にやっててもゴリ押し出来ちゃう部類と、それなりにテクニックが無いとキツイ部類に分かれると思いますけど、本作はテクニックが無いと結構キツイかもしれません。
って言うのもですね、超巨大な敵がその図体を気にする事なく割りとアクロバティックにスピーディーに動くし、しかも結構攻撃が強力な奴が多いんですよね。

だから適当に突っ込んでても攻撃を交わされるし、上手く攻撃を避ける事を意識しておかないとあっという間にHP削られます。

オートモードは搭載されています。
ただオートモードはそんなにオススメしませんね。
バトル終了後はその戦闘の内容によってバトル結果がSとかAとかランクで評価されるんですが、オートだと大体Bランクばっかりになります。

オートで回しまくっても勝てる事は勝てる。
でもSランクの結果を出したいなら自分でやった方が良い。

まぁ難しすぎず簡単すぎずって感じの難易度だと思いますが、装備やキャラクターを徹底的に強くすればオートでもSランクは行けるのかもしれませんね。

グラフィックはマジで良いです。
綺麗なのもそうですけど、とにかくドラゴンっぽい奴とかがこれでもかっ！　ってくらいにヌルヌル動きます。

モンハン好きな人とか結構どストライクじゃないですかね。グラフィックとモーションが生み出す迫力は相当なもんです。

キャラクターの獲得と育成要素はどんな感じ？

武器の製造（新しい武器の獲得）、強化や合成。基本中の基本って感じのシステムはもちろん搭載。

まぁちまちま装備とか強化するのって面倒だったりしますけど、ちゃっかり「最大強化」とか「自動装備」なんてのが用意されていて、一瞬で装備や育成を終える事が出来ます。

頻繁に弄くり回す要素なだけに、ササッと強化を終えられる点は好印象でした。

肝心の部隊に加えるキャラクターですが、これはガチャではなく「英雄石」を集めて獲得する事になります。

例えば「エルミーユ」というキャラクターが欲しかったとしたら、このエルミーユの英雄石を40個手に入れれば獲得出来る訳です。

お金を払って一発で獲得が可能なキャラクターも居ますけど、相当なコインを消費します。

あと英雄石もそんな簡単にポンポン手に入る訳じゃないんで、ちょっと新規キャラクターの獲得は大変そうです。

キャラクターの強化で大事なのはスキルの育成。

こんな感じでスキルツリーがあって、スキルポイントを溜めてどんどんツリーを進めていく感じです。

そしてキャラクターにはランクがあって、このランクを上げる事で一気に強化可能。
高ランクになれば見た目も変わります。

ちなみにランクを上げるにはそのキャラクターの英雄石を集めなきゃいけません。

任務、財宝探索。やる事は付きないぞッ

任務は二種類あります。

一つは普通に討伐任務で、もう一つは派遣任務。
これは任意のキャラクターを派遣するもので、時間はかかりますが報酬を獲得出来ます。
パーティーから戦力外通告を受けたニートキャラクターには、派遣任務という仕事を与えて報酬獲得に励んでもらいましょう。

財宝探索はポイントを消費してやっぱり様々な報酬を獲得出来ます。
ポイントが貯まったらコツコツ探索しておきましょう。

交流区では共闘の募集などが行えて、商業区に行くとアイテムの取引が主な作業となります。

チャットを見て分かる通り取引はかなり盛んに行われていますね。
ゲームが進めば進むほど必要なアイテムとか増えてくるんで、取引にはかなりお世話になるはず。

面白い！　充実度の高い作品だった！

グラフィックは迫力満点で綺麗だし、戦闘もポチポチゲーではなくテクニックを必要とするからゲーム性は十分。
そして施設を強化するとか街で他プレイヤーと過ごすとか、かなり箱庭感が強く一つの街で暮らしてるんだ！　という気分を味わえます。

共闘も積極的に行われているしアリーナもあるし、マルチプレイの醍醐味は十分に詰まってます。
プレイヤー人口が多く過疎ってる印象は無し。

そしてシステム満載でやり込み要素が多いのにも関わらず、分かりやすいゲームデザインになっているのが一番好印象でした。

チュートリアルなんかすぐ終わるのに、ちゃんとゲームの内容をサクッっと理解出来るんですよね。
画面もスッキリしていて見やすいです。

グラフィック、やり込み要素、マルチプレイ、単純な面白さ。それらを引き出す「分かりやすい親切なゲームデザイン」も相まって、相当に充実度の高いゲームになっています。

これは今年やったゲームの中でも特にオススメしたい一本です！

あとがき

ライター 平田さん絶賛！
モンハン好きな私も絶賛！！

既に多くの著名プロデューサーの方々が、中国や台湾のゲーム開発力が日本を圧倒しているという、日本人としては悲しい状況を報告してくれていますが、それを痛感させられる作品です。

これは一度は遊んでみるべきッ！！

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