テイルズオブビブリオテカ レビュー 歴代のテイルズをノベルゲームで追体験。第1弾はヴェスペリア！

ファンアイテムだけど意外といい！

テイルズオブビブリオテカってどんな作品？

歴代のテイルズシリーズが、サウンドノベル形式で楽しめるノベルコンテンツです。
今回配信された第1弾は「テイルズオブヴェスペリア」で、今後順番に配信されると思われます。

読んでいくと自動で本編と同じBGMが流れたり、全台詞が後からフルボイスで聞けるなど、非常にしっかりと作ってあります。

また、バトルシーンでは３Dモデルでの簡易バトルもあって、読むだけのサウンドノベルから一工夫してありますよ！

基本はサウンドノベル

今回は「テイルズオブヴェスペリア」のみ配信。
第1章だけ無料で、全12章構成。各章¥170での追加課金形式で、一括購入は¥1,700。

ストーリーをサウンドノベル形式で追うだけなので、既にプレイした人向けの完全なファンアイテムとなっています。
それでも一括購入でも¥1,700ってのは、FINAL FANTASY が¥1,500〜¥1,800で移植版を買えることを考えれば高いですね・・・

まあファンアイテムなので、価格に価値が見いだせれば問題ないので、買わない人が外野でガヤガヤ言ってもあまり意味ないですね。
私は欲しいけど若干躊躇してる感じで、¥600ならうっかり買ってた！ｗ

ストーリーはこんな感じで、普通にノベルですね。

ノベルゲームと言っても残念ながらイラストは非常に少ないです。
各章3−4枚程度しかありません。

ただ、CV＆BGMは非常に凝っていて、読み進めるとBGMはその場面にあった曲にスムーズに切り替わりますし、台詞部分は左端の三角ボタンを押せば個別にCVで聞くこともできます。

ちなみに、右上の水色のバナーには現在のパーティメンバーアイコンが出ています。
もう一つ上のスクショは開始直後なので、ユーリ一人しかいません。
こういった部分も結構凝って作ってあります。

各章に3つのシチュエーションの挿絵イラストが入ります。

これはタップすることで微妙に変化し、タップした時点でギャラリーに登録されます。

タップすると2パターン目が出てきて、以降タップする度に2枚が切り替わります。

また、挿絵イラスト部分がサウンドノベルになっている箇所もあります。

各章で特定の部分を読むと、最下段に☆が3つある挿絵が出てきます。

バトルシーンで戦闘に勝利すると、この挿絵イラストが進化してサウンドノベルとなり、CV＆カットインが入ります。

こんな感じに。

さらに、バトルシーンでは簡単な３Dポチポチバトルではありますが、うまく戦闘の描写もしています。

各キャラの横にボタンが出たらタップすることで技を発動します。

上記はユーリとエステルの2人の時ですが、仕様的におかしいのは空欄の右2名分もスキル使用可能パネルに入ってくること。
最初気付かずに何度やっても失敗してましたｗ

ここは、右2つの空欄にもスキル使用ボタンが出ているので、これをタップして画面下のスキル使用パネルをクリアしていくことで、またユーリとエステルのスキルパネルが出てきます。

こんな頭の悪い仕様で出さないでよ・・ｗ

画面右端に、攻撃とヒールを切り替えるボタンがあるので、HPがピンチになったらヒールモードにして、エステルでヒールを使えばOK。
まあ、ユーリはグミ出すのでそっちでもいいけどｗ

バトルに勝つとサウンドノベルに進化していきます。

ちなみに、バトルに勝ってストーリーが先に進む際、バトルに負けた場合の台詞も読めるようになってるのは嬉しいですね。

ボイスコレクションで好きなCVをストックできるぞ！

全ての台詞にはCVが入っていて、個別に再生ボタンを押すと聞くことができます。

なので、順番に押していけば、台詞部分だけならドラマCDのような感じで楽しむこともできます。

ぱっと見区別がつきづらいですが、右上のバーが「ボイコレモード中」になっています。

このボイコレモードでは、自分の好きな台詞のみをフォルダにコピーセーブできます。
もちろんこの「テイルズオブビブリオテカ」アプリ内であって、外部には保存できませんが。

フォルダは全部で6つあるので、好きな声優でまとめるとか、好きな台詞のみ集めるとか、今後ヴェスペリア以外の作品が出てきた時に自分なりに編集するのは面白そうです。

あとはニコ動でよくやってるような台詞編集遊びなんかもできそう。
第1章だけなので素材少ないんですが、こんな感じで遊べます。


ただ、台詞の順序を入れ替え編集できないみたいなんで、各キャラの掛け合いとか作るのは難しいかも・・
今後のアプデでこのボイコレの編集モードがもっと充実すれば、アイデア次第でおバカドラマCD作れそう！

というわけで、完全にファンアイテムではありますが、JRPGはよくストーリーを忘れてしまうので(私だけかもｗ)、ストーリーを追うだけのアプリってのも悪く無いと思いました。