iOS8で今後のiOSゲームに影響ありそうなコト

成熟期を迎え、今回もほぼリーク通りの内容で少しがっかり感も

日本時間で6/3の午前2時から始まったWWDC2014にて、OSX Yosemiteと共に発表されたiOS8。
リリースは昨年同様、新型iPhoneと同時で今年の秋。

昨年のフラットデザイン程のインパクトがなく、良く言えば使い勝手を向上させる良アプデ。
悪く言えば、いよいよ驚きがなくなったマイナーアップレベルのがっかりアプデ。

今年も軽く追いかけつつ、ゲーム面でどうなりそうか見てみました。

通知センター

従来の対応アプリの起動だけでなく、様々な操作が可能に。

いろいろできるようになるのは便利かも知れないけど、結局それぞれの操作を覚えないと直感的に使えないので個人的にはあまり関心なかったり。

ただ、ゲームにおいては、ソシャゲでのあいさつやギフトを一括送信とか、お知らせのみ開くとか、使いようによっては面白いことできるかも。

よく話す人を表示してくれる

ホームボタンダブルタップで出る現在使用中アプリ一覧のところに、よく連絡を取る人のサムネイルが出るように。
個人的に割とどうでもよく、さすがにゲームでも使えない気がｗ

メール

スワイプUI等、細かい修正が入るようだけど特に注目すべき点はなさげ。
「MAILBOX」の斬新なUIを本家がパクってきた気もしなくもない・・

Googleアカウントを二段階認証していると、標準メーラーは使いづらく結局GMailアプリ使ってたりするので個人的に関係なさげ。

Safari

Safariも細かい使い勝手の向上がメインだけど、iPhoneで開いているページがiPadにも即同期される点が良さげ。

iPhone、iPad、MacというAppleファミリーで作業している人に取っては便利かな。
私の場合、特にAxelGamesの記事書き中にiPad miniをサブモニタにすることがあるので、少し便利になるかなと期待。

ゲームには関係なしｗ

Spotlight 強化

Spotlightは、私自身iOS7でほとんど使っていないので、個人的にはどうでもいいかなあとか思ったり。
検索すべき情報ってほとんどEvernoteに入ってるし、せいぜいiPhoneに入れた曲とかアドレスを検索するくらいかな。

などと思ってたら、iOS8からは「アプリ名で検索するとApp Store、iTunes Store、iBook Storeから最適なコンテンツを推薦」してくれるらしい！

「アプリ名分かってんなら普通はAppStoreのアプリから検索するだろうよい」と言われたらソレまでなんですがｗ

Google検索履歴と同期してオススメサイトを提案する機能もあるようで、我々レビューサイト系ブロガーは背筋を伸ばさないといけないことになりそう・・

メッセージ

「iOSアプリの中で最も使われている」らしいメッセージ。
グループ機能の実装と音声録音送信機能が付くのが目玉らしいけど、ウチはスパムで溢れてますｗ

そもそもみなLINEだし、あんま関係ないよなあ。

グループ機能や音声送信機能が公開されてサード製品にも実装できるようになるんなら、各メッセージングアプリがいろいろ面白くなるのかも。

iCloud Drive

iCloudをよりDropBoxライクに使えるように機能拡張したバージョン。

今までは、Keynoteのデータとか若干の写真の同期に使いつつも、無料で使える容量の大部分をiPhoneやiPadのバックアップで使っていて、実質データのバックアップのみでしか使っていなかったiCloud。

ようやく、DropBox等の外部ストレージ的な使い方ができそうですが、WindowsやAndroid等のApple環境以外からの接続では大したメリットがないので、複数ガジェット持ちには悩ましいかも。

HealthKit

「Health」という新公式アプリが追加されて、体の健康管理を行えるように。

私も「RunKeeper」や「ネスレ体重計」、「RoadBike」等の自転車系アプリを使っているので、この辺のサードパーティアプリで取得したデータが一一元管理できるなら便利かな。

多分、OSで提供される公式アプリは使わないだろうからどうでもいいかと。

ゲーム面では、「ヘルスケア＋エンタメ」と言った、ゲームで遊びながらエクササイズとか健康管理ができるようなものが増えてくるかも。

Family Sharing

個人的には全く使わないのでスルーｗ

家族間でスケジュールやタスクを管理、共有できる機能らしいので、その手のサード製アプリが死亡ってことなのかもTT

写真周り

今回割と力を入れてきたなと感じたのが写真系。

まず、iCloudをDropBox化(PCやiPhoneでフォルダにファイルをドロップできる)することで、さらに写真や動画のストレージとして使えるようにテコ入れしてきました。

別途、写真専用のストレージとして、5GBまで無料、20GBで月100円、200GBで月400円だそうです。
この辺は、Flickr,Picasa,Naver,DropBox辺りとの価格競争ってなだけかな。

あとは、公式の写真アプリから、Instagram等のサード製写真アプリと連携できるようになり、各サード製アプリの持つフィルター等の編集機能が使えるらしいです。

サード製ソフトキーボードの解禁

iOSでの鬼門、文字入力周りにようやく改善が入りました！
iOSでは公式のFEPしか使えず、サードパーティが一切そこにタッチできない状況が続いていました。

これによりATOKのようなサード製FEPが出せず、「ATOK Pad」のようにメモアプリから流し込むような無理矢理な方法しかありませんでした。

iOS8からはここが解禁されることにより、「ATOK」や「Google日本語入力」のようなFEPや、オリジナルな入力方法を提案するキーボードアプリなんかが登場しそう！

お願いだから百度は来ないでねｗ

新グラフィックエンジン Metal

今まで使われてきたOpen GLに変わってAppleが開発した3Dエンジンが「Metal」
A7チップに最適化されてるそうで、要は3Dゲームの処理速度が飛躍的に向上するそうです。

ここは既にゲームキャストさんが詳しく記事にされているのでリンクをば。
■iOS8で3Dゲームの動作が劇的に向上する可能性あり。Apple新グラフィック技術、Metalを発表。

「モンハンP2G for iOS」に限らず、最近の3Dグリグリゲームはとにかく高熱になってすぐにバッテリーがなくなるので、処理速度だけでなく消費電力も抑えられないとこれ以上のリッチ化は無理かと思います。
新型iPhone6とiOS8とでどこまで向上するかですね。

AppStore

つい先日、iPhoneのAppStoreアプリからチェックできるランキングが200位から150位へと減らされ、ますます誘導効果の薄くなったどうしようもない「AppStore」ですが、iOS8で以下のテコ入れがあるようです。

・検索機能の強化
・同一デベロッパーのまとめ買い機能
・レビュー画面に動画のアップが可能

たくさんの作品をリリースしているデベロッパーなら、うまくまとめ買いDLさせられたらオイシイですし、動画がストアにアップできるのは大きいですね。
動画に関してはようやくGoogle Playに追い付きました。

レビューサイトへの掲載依頼にも動画を付けてくれるデベロッパーさん増えそうで何より！

ただ、ストアでのみ視聴できるようにAppleはしたいだろうから、メディアへの掲載が面倒そうだなあ・・
なので、Youtubeにも同時投稿しておくとよろしいかと思われます。

検索機能をいくら強化しても、全く関係ないのに「パズドラ」とか「進撃」とかのワード入れまくってASO対策とか言っちゃうアプリが多すぎるので、その辺の審査やペナルティを強化しないと意味ない気もします。

何はともあれ、毎度毎度iOSのバージョンアップではAppStore周りの変更で改善よりも改悪になってたりするので、iOS8では真面目なデベロッパーさんが報われるような仕様にして欲しいところです。

ゲーマー的にはあまり変化ないけど、開発者はやっぱり大変に・・

ゲームを遊ぶ側としては、グラフィックが向上する部分以外は特に大きな変化はなさそうです。

ただ、開発者側としては、そもそも「Objective-C」が「Apple Swift」に変わる点でまた覚えることがかなり増えますし、AppStoreへの動画の提供や検索テクニックの見直し、写真や文字入力周りの変更などなかなか大変なことになっていますね(´・ω・｀)

しかも、新iPhone6でまた画面サイズが変更or増加などという恐ろしい噂もあり、そうなったらえらいこってすなｗ

あとがき

「iOS8で今後のiOSゲームに影響ありそうなコト」とか書いておきながら、大してネタなかったｗ

ただ、これから配布される開発者キットによって、いろいろなアプリや周辺機器への対応などのニュースも出てきますから、ゲーム周りは夏から秋にかけて期待してます！

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