ブレフロっぽいサクサクバトルがキモチいいぞ!
アストラルゲイザー
価格:無料
アストラルゲイザーってどんなゲーム?
陣形を考え、タイミング合わせて爽快なバトルが楽しめるブレフロ亜種です。前衛、中衛、後衛の3×3の9マスに6体のユニットを配置するバトルが意外と奥深くて楽しい!
安易なブレフロクローンではないので、仕様を理解できれば徐々に楽しくなるぞ!
ブレフロ好きなら試す価値あり!
SPARKとブレイブバーストのバトル感が楽しい
この「アストラルゲイザー」は、ブレフロのようにポンポンポンとアイコンをタップすることで自軍ユニットが攻撃をしかけるタップ&スワイプ型のRPGになっています。自軍5人+フレンド1人の6人パーティですが、配置枠は3×3の9マスになっているのが変わっている点でしょうか。
つまり敵の攻撃パターンに合わせて、9枠から6枠選んで配置していくことになります。
自軍は左側に位置し、前衛、中衛、後衛の3×3の9マスに6体のユニットを配置します。
この配置は事前にセットしますが、毎ターン バトル開始前にドラッグ&ドロップで自由に入れ替えることができます。
前衛はATK+5%、中衛はHEL+5%、後衛はDEF+5%のボーナスがそれぞれ付きます。
ただ、各キャラの攻撃に射程のような概念はないので、見た目剣士でも後衛に配置することはできますし、特にそれでペナルティはありません。後衛に配置すれば、DEFに+5%ボーナスも付きます。
ただし、各キャラには「地形スキル」という概念があって、指定位置に配置した場合に更にボーナスが付くようになっています。
この「アシヤス」というキャラは中衛に置くと、防御+15%が得られますので、基本的に中衛に置くことになります。
こちらは見た目によらず、後衛に置くと回復+5%が付くわけです。
さらに、アイコン上部の数字が13/13のようにフル充填されたら使える必殺技は、各ユニット毎の攻撃範囲を持っています。この「レッドインパクト」という技は、ユニットのいる行に一直線でダメージを与えます。
レア度が高いキャラは全マスに範囲攻撃ができるようになっているわけです。
この、必殺技の攻撃範囲と、地形スキルによる配置ボーナスを考慮して、各ユニットの配置を決める必要があります。
当然敵にも攻撃範囲があって、ボス等の固有敵は攻撃位置がハッキリしているものも割といます。
例えばこの敵は中衛しか攻撃してこないので、自軍が1体死んでいますが、これで中衛がゼロなのでノーダメージにすることができます。
このように、敵の攻撃パターンが分かれば、次ターンで配置を入れ替えて効果的に守ることができ、これも重要な戦略になっています。
また、自軍の配置によって攻撃パターンを変えてくる卑怯なボスもいますw
このように、3×3マスに6体をどう配置するか、ターン毎にどう変化させるかが意外とバランス取れていて楽しめるようになっています。
必殺技は上にフリック!
バトル感は完全に劣化ブレフロですwポンポンポンとアイコンをタップで攻撃をしかけ、複数のキャラの攻撃タイミングが合えば「FUSION」となってダメージが上がります。
これは完全にブレフロの「SPARK」です。
また、前述したように必殺技ポイントが貯まっていれば、アイコン上で上にフリックすれば必殺技が使えます。
これもブレフロの「ブレイブバースト」そのまんまですw
ただ必殺技は現状では各キャラ1つのみで、ブレフロのように「スーパーブレイブバースト」「ウルトラブレイブバースト」のような上位技はありません。
ちなみに下にスワイプすれば、「CHARGE」らしいのですが、何がチャージなのか全く意味が分かりません。
属性は3すくみ+2相反で、1.5倍&0.5倍となっていて、かなり属性の有利不利を受けます。
他のゲームよりもかなり高い設定値なので、不利属性のキャラが多いと序盤でも苦戦します。
育成システムはテンプレパターン
育成はいわゆる強化&進化のテンプレですね。LvMAXにした後、進化素材で進化というアレです。
進化素材は曜日クエというのも、何も考えずにテンプレ仕様という感じです。
まあ、奇をてらってない分、理解はしやすいですね。
とにかくサクサク軽くてキモチイイ!
ここまでブレフロクローンはロクなものがなく、勝手に爆死する作品ばかりでしたが、この「アストラルゲイザー」はバトルの触り心地以外は安易な真似ではなく、思った以上にキャラ毎の個性が出ていてよく出来ていると思います。また、キャラ絵、エフェクトが非常にシンプルなため、バトルのテンポが非常にサクサクでキモチイイです。
なので、バトルがキモチいい!というのは大きな長所でしょう。
問題はチープさと説明不足な点
しかし、長所以上に短所が目立つのが残念なところです。まず恐るべきは、
■チュートリアルがあまりにいい加減
■ヘルプがお知らせの最下段バナーにあって、誰も見つけられない
■ヘルプを見つけても、テキストのみで情報量がなくて全く意味が無い
という、まともにユーザーに遊び方を伝える意思がないこと。
実は、バトル時に必殺技を合体させれば属性の組み合わせで合体技が発動するんですが、そういったことも全然書いていません。開発が香港で、単に日本に持ってきただけというやっつけ感が出てしまっています。
UIもテンプレ型仕様だから分かるものの、クエストボタンが右上にあったりと意表を突くデザインがところどころあって最初戸惑います。
さらに、日本語ローカライズがおかしな点があっちゃこっちゃにあって、中華臭プンプンです。
それに加え好みの問題ではあるものの、バトル画面のキャラ達もチープに感じます。
立ち絵イラストが割といいだけに非常に残念ですね。
ちなみに★5のスーパーレアが2体も入ってるんですが、バトル画面があまりに貧相…
非常にもったいないと感じました。
ゲームが面白いのは当然として、課金されるかどうかは、「お金を出しても欲しいと思わせる商品価値」がないといけません。せっかくベースが良くても、キャラやユニットに商品価値がないと売れません。
さすがにここまでチープだとお金を出してまで欲しいとは思えないので、これでセールスが伸びるかと言うと非常に疑問です。
オルトプラスがパブリッシャーとして日本で展開するのなら、ローカライズとユニットディレクションをしっかりしないと意味がないのではないでしょうか。これで売れるほど甘い市場ではないでしょう。
まあ課金せずとも、ブレフロが好きならソコソコ楽しめると思いますので、プレイ動画見て気になった方は試しにプレイしてみてはいかがでしょうか。
サクサク遊べてキモチイイってのは、それだけで面白いと感じられるくらい重要なので、そこはチェックすべき点かと。
アストラルゲイザー プレイ動画
アストラルゲイザー
価格:無料
あとがき
思った以上に仕様はよく考えられているので、見た目で損してるなあと。あと、もっといろんな遊び方が入ってないと長く遊んで貰えないので、このボリュームでリリースしても辛い時代になってると思います。
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@J_Kumagai
Axel Games運営者兼ライターの熊谷です。
スマホゲームに特化して遊びまくっています。
なお、現在Axel Gamesではライターさん募集していますので、もし興味ある方いらっしゃいましたらメール下さい!(axelgames00[@]gmail.com)
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