やりこみ要素が豊富で面白い!
空と大地のクロスノア
価格:無料
空と大地のクロスノアってどんなゲーム?
「空と大地のクロスノア」は「剣と魔法のログレス」や「ロストレガリア」で有名なAimingが制作した大作RPGです。ギルドメンバーとの交流やレイドボス討伐、テンポの良い戦闘やストーリー、豊富な育成要素などRPGに必ずあって欲しい要素が詰め込まれていて、とりあえず大作RPGやりたかったらこれやっとけと言いたくなるような作り込みですよ!
良くも悪くもド安定なのだ!
このゲームの内容は「なんとなく韓国産っぽいゲーム」という一言で片付けられるかもしれません。……ってまぁ元々Aimingって韓国と繋がりの深い会社って事もありますし、Aimingの作品は総じて日本産とは一味違うゲームデザインを感じられます。
ロストレガリアなんかも良い意味で日本っぽくなかったです。
まず戦闘はポチポチゲー。
プレイヤーはスキルボタンをタップするくらいしかやる事は無く、加速モードと自動モードがあるので戦闘は基本的に見ているだけになっちゃいますが、テンポは良いです。
で、パーティメンバーはガチャだけではなく英雄の魂を集めて獲得する事も出来ます。
例えばキャラAの英雄の魂を10個集めたらキャラAをゲット出来るよーっていうシステムですね。あと所有しているキャラの英雄の魂を集めればランクアップしてステータスをアップ出来ます。
そしてレイドボス討伐やら争奪戦(マッチングによるチームバトル)など色々なシステムがあるんですが、多くのシステムは「レベル20以上で解放」とか「ストーリーのクエスト第五章クリアで解放」みたいにロックされています。
後で細かく説明しますが、育成要素は豊富でどれだけやり込んでもなかなか終わりは見えないと思います。
ギルドシステムが充実していたりリアルタイムで流れるチャットもあったり、コミュニケーション機能も十分。
ってな感じで、やたらとやる事いっぱいの育成要素と充実したギルド周りのシステム、相も変わらずなポチポチゲーなど、韓国産に良く見られるコテコテのRPGって感じの雰囲気が強いです。
徹底的に育成して誰よりも強くなるためには相当な時間が必要になるのでライトユーザーではなくコアゲーマー向けの作品だと感じたんですが、その詳細をぼちぼち語っていきましょう。
装備は使い捨てだ!
さて。本作は主人公(プレイヤー)に英雄たちを加えたメンバーでパーティを構成します。こんな感じで陣形を組むんですが、場所によって得られるボーナスが違うので適切な場所に配置する必要があります。まぁ防御力やHPの高いキャラは前衛に、魔法型は後ろに配置って感じでやっておけば良いでしょう。
ちなみに陣形は色々な形に変更可能です。
そして英雄の育成はレベルアップ、ランクアップ、スキル強化、進化など色々あるんですが、ここで注目したい要素は進化について。
進化のやり方なんですが、まずクエストなどで集めた装備を六種類装備させます。
で、六種類の装備欄を埋めると進化が可能になり、ステータスが上がります。そして進化を終えると、その時装備していた装備品は全て消えます。
要するに装備品を集めて装備する→六種類装備すると進化の代償に装備品全滅→また新しい装備品を集める……の繰り返しになる訳です。
こんなシステムになってるので、装備がまっさらになったらまた新しい装備品集めるぜーって感じで、意気揚々とクエストに旅立てます。
まぁせっかく集めた装備品が消えるのはちょっと寂しいですけどね。
装備品を全部集めたら進化出来る。
でも進化したら装備品が消える……。
というシステムのおかげで、強い装備品をゲットしたら後は永遠に無双出来る……みたいな事態にならないから良いと思います。装備品を集めるやる気も持続しますしね。
ギルドへの加入は必須!
もちろんソロプレイで黙々とクエストをこなすだけでも良いんですが、それだけじゃこのゲームの面白さは半分も味わえないと思います。空と大地のクロスノアはマルチプレイに重点を置いたゲームです。
ギルドバトルがあるのはもちろん、ギルドメンバーで協力してギルドの設備を強くする事も重要。
ギルドには色々な施設があって、その施設を強化するとメンバーの上限数や倉庫の上限数が増えたり……と多大な恩恵を受けられます。
同盟クエストやら何やらやり込み要素も多大にありますし、大雑把に言うならギルドメンバー同士で協力して報酬をもらったり高みを目指すのがこのゲーム一番の醍醐味なのです。
ていうかソロプレイだと本当にただクエストをこなすだけで何も目的が見えてこないし、逆にギルドに入るとやる事いっぱいで毎日飽きずにプレイ出来るので、ソロよりマルチ好きな人に向いているはずです。
ストーリーにも力が入っている
マルチプレイに様々な遊び要素をぶち込んだゲームとは言え、ちゃっかりクエストのストーリーにも力が入ってたりします。孫悟空とか歴史上の人物が出てきて一度のテキストは短いながらもしっかりとした筋道のあるシナリオが展開。個性的な登場人物が多いです。
と言っても軽い内容ですけどね。頭空っぽにしながら楽しめる程度の中身だしテンポ良く進んでいくので、気軽にストーリーも楽しめるんじゃないでしょうか。
あとやたらとキャラクターが動きまわってくれるのが楽しいです。
特にボスっぽい奴が出てきた時は激しい戦闘シーンを展開したりと、こういう演出にこだわってる点は気に入りました。
オープニングムービーもかなり気合いが入ってましたね。
グラフィックの出来は全体的に見て上々です。
コアゲーマーにオススメしたいRPG
リリース直後は長時間のメンテナンスが続くなど問題はありましたが、やっぱり良くも悪くも韓国産の雰囲気を感じるRPGでした。とにかくこれでもか! ってくらいに遊び要素を突っ込んでる所とか、英雄の魂を集めるシステムとか制限が多い点とか……。
何はともあれ、空いた時間でコツコツやる……というゲームではなく、コンシューマゲームのようにどっしり腰を据えてやるようなゲームです。
クエストやミッションをこなすだけでも結構な時間がかかりますし、まだまだ書ききれていない要素が沢山あります。
何ていうか、割りと気軽に遊べるゲームって目的が最小限に決められてるじゃないですか。
クエストを進めるだけです……とか、レイドボス討伐と闘技場で活躍するのが目的です……みたいな感じで。
でも本作は強くしたパーティを活かす「目的」が多く、例えば「デュエル」では不特定多数のユーザーに挑戦してランキングで競えるし、レイドボスは相当鍛えないと倒せないし、ソロプレイと平行して同盟クエストも進められる……などなど。
自由性が広く人それぞれの楽しみ方が出来る点がグッドでした。
長い間メインで遊ぶゲームとして十分活躍してくれるポテンシャルを持ち合わせていますよ!
空と大地のクロスノア
価格:無料
あとがき
見た目的に好みが分かれそうだけど、Aiming産なのでとりあえずプレイしてみるのはアリかな。まあ課金は多分キツイ気がするけど・・
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平田 智也
ゲームレビューや脱出ゲームアプリのシナリオなどを執筆しています。
脱出ゲームのシナリオを3年間で約230本書いてみちゃったり、
1ヶ月にゲームレビューを50本以上書いちゃったりした経験を持つ道産子ライター。
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