三国志パズル大戦 レビュー パズドラまんまだけど、とにかく出来が良くて楽しいぞ！

パズドラを三国志の世界観で！ 出来自体は素晴らしい！！

三国志パズル大戦ってどんなゲーム？

まさにパズドラのパズルルールをそのままに、クオリティの高い三国志を合わせた作品。
確かにパズル部分はほぼパズドラだけど、遊びやすさ、サクサク感、賑やかなCVによる抜群の世界観は他のパズドラフェイクと一線を画すデキ！

パズドラにハマった人はまず間違いなく、そうでない人でも十分遊べてしまうので、まずはプレイしてみては？
パズドラの模倣への是非はそれから考えようｗ

まずは曹操、孫権、劉備から好きなキャラを選ぼう

最初のユニットを曹操、孫権、劉備の3人から選びます。

ちなみにこの「三国志パズル大戦」ではどこかの国に属するという概念がなく、どのキャラを選んでも魏呉蜀それぞれのストーリーをプレイしていくので、キャラは好みで選んで大丈夫です。

呉を盲目的に選ぶ病の私は今回も孫権で！

基本はパズドラなので、パズドラをやっていれば悩むところなし

パズドラは横6、縦5の30マスで構成されますが、三国志パズル大戦(以下三パ…って、コレ略語は何にすればいいの？ｗ)では横7 縦5の35マスになっています。

ただ、それ以外のブロックを動かす際の隣接ブロックの移動ロジックとか、連鎖ロジック、敵の攻撃ロジック等、見た目はほぼパズドラそのまんまです。

連鎖する感じ、各色の攻撃力が加算される感じなど、演出まで同じ。

ちなみに属性は以下のようになっています。
青：魏
赤：呉
緑：蜀
紫：漢軍(董卓)
灰：群衆(上記以外)
桃：HP回復

5色＋HP回復という構成まで同じですね。

敵は上に出ている数字分のターンが過ぎると攻撃してきます。
なお、この三パでは、属性効果はストーリーに合わせて変化するようになっており、現ステージでどういう関係かは右上に出ています。

このスクショでは、呉のストーリーモードで敵が黄巾族(群衆)、協力相手が漢軍のため、赤、灰、紫の3すくみとなっているわけです。

各キャラ特有のスキルを持っているぞ

ここもパズドラと同じなので説明不要かも。
って、何回このフレーズを使うんだろう・・・ｗ

各キャラのスキルはそれぞれ特定ターン数を経過すると使えるようになり、アイコンが一段上がります。

ちなみに本作ではスキルを「技能」と呼び、技能にも技能Lvがあります。
同じスキルか同系統のスキルを素材にすれば、技能Lvが上がるんでしょう。

また「軍略」はパッシブスキルのことで、攻撃力をアップしたり、受けるダメージを軽減したりといったものが多いです。
軍略は☆3以上のキャラが持ってるようで、☆2以下で持っているキャラはウチにはいませんでした…

カットインと共にちゃんと台詞がCVで入っており、なかなかに賑やかです。

敵にAEダメージを与えるオーソドックスなものから、HP回復、バフ、5連鎖以上確実に発生するブロックに入れ替え(転生)など、かなりバリエーションがあります。
特に最初に貰える、曹操、孫権、劉備が使える「転生」は大ダメージを叩き出せるとあってボス戦に相当有効なので、序盤はコイツらを育てるのがいい感じです。

強化、進化もパズドラ式

強化合成は最大5体まで同時に素材にできます。

また進化は”覚醒”と呼び、LvMAXにした後に進化用素材を使うという形で、これもパズドラ式。

☆2→☆3へは素材1種1個なので楽。最初はチュートリアルで勝手に覚醒します。

孫権が覚醒して☆3になりましたが、見た目も変わります。

最初に選んだキャラは☆5にまで成長するので、頑張って育てれば非課金の星になり得るというお約束もバッチリ！

曜日Dの他にもストーリーイベントDも！

覚醒(進化)のために必要な素材は曜日Dで集めるのも同じですね。

また、期間限定で三国志のストーリーを題材にしたミニイベント「英雄列伝」が開催されています。

今回は、袁紹の部下、顔良を討ち取り、曹操の元を去る関羽のエピソードになっています。

ガチャは水着ガチャだと！

何故か課金ガチャは水着ガチャというあざとい仕様になってますｗ

レアリティの出現確率が表示されてます。
超Sレアで10％、Sレアで28％というのはステータスから見れば割と良心的に見えますが、本作にかかわらず実際に本当にその設定かどうか分からないんですよねｗ

おわ、本当に水着やｗ

軍略「汗かいちゃうわ」…お、おう。

おっさんは水着ではなかったッ！ｗ

やっぱ周喩はイケメン！

☆4なのに、なんだろう、、このガッカリ感ｗ

というわけで、水着に惹かれてクエストクリアで貯めた虹石でガチャ3回回してみるッ！！

お、おしい・・水着ちゃう方や・・

う、うーん。。。

お、☆4キタ！　呂布の娘とな。

ちなみにこのコ、軍略で灰色の攻撃力を1.5倍、かつスキル発動で2ターンだけ1.3倍にするので、併用するとかなりブーストできそう。
灰色ってのが切ないけど。

というわけで、3回程度では水着のおねいさんは出てきませんでした。

トップセールスで早くも50位入り！

基本部分をほとんどパズドラと同じにすることで、パズドラを遊んだことのある人ならすぐ入り込めるという土台ができています。

しかし、腐る程出ているパズドラフェイクの中で全くヒットせず消え去った作品もかなりたくさんあるわけで、真似すれば売れるというような単純なものでもありません。

※複数パーティは5つまで可能。戦力円グラフやユニット入れ替えも楽々。

UIやストレスのない操作性、キャラの魅力、ゲームバランス等いろいろなものがきちんと出来てないとユーザーは「パクリ」部分をより強く感じて嫌悪感が先に立ちます。これが後追い作品の難しいところで、それ故に国産のゲームではパズル部分を根本から変えて準パズドラフェイクを多数リリースしてきました。

しかし、この「三国志パズル大戦」ではCygamesともあろう老舗がここまでパズドラを模倣してきたことで、業界内ではちょっとざわついたんじゃないでしょうか。
とりあえず私は”ざわっ”としましたｗ

しかし遊んでみると、そのざわつきが関係ないくらいの丁寧なツクリに納得させられてしまいました。

・パズルのブロック部分が1人の兵士として、きちんと走り雄叫びをあげる
・各ステージのテンポがハンパなくスムーズで、ほとんどストレスを感じない
・効果的にCVを使っていて、やってて楽しい世界観をちゃんと演出できている(図鑑のCVもGOOD!)
・複数パーティ編成やユニット入れ替え等の仕様が最初からちゃんとできている
・序盤4〜5時間遊んでもバランスの不備やストレスがない
などなど、本当に良くできています。

まあ、「パズドラそのまんまで、版権いらずで認知度高い三国or戦国モノを作る」という、企画としては最も安易でオリジナリティがなかったりするわけですが、ここまでのクオリティで出せばやっぱり面白い、ハマってしまうわけですね。

ゲームとしては本当によく出来ていると思うので、後は好き嫌いというか、パズドラのパクリという部分がざわっとするかどうかだけかなと思います。

私はざわっとした分疑心暗鬼から入ったわけですが、なんだかんだサクサク遊べるのでまんまとプレイしちゃってます。普通に楽しくなってまいりました。

というわけで、とりあえずプレイしてみることをオススメします。

一点、ヒットのためにはタイトルは略しやすい名前にした方がいいと思いましたｗ