ヒカゲモノレビュー世界観秀逸、アイデア抜群の素敵な謎解きゲーム！

脱出ゲー好き、謎解き好きなら是非遊んで欲しい作品！

ヒカゲモノ

価格：無料

ヒカゲモノってどんなゲーム？

3D絵本の中でほのぼのと楽しむ謎解きゲームです。
朝から夜まで時間を自由に操れる能力と、影からモノを実体化できる影族の能力を使って、立ちはだかる謎を解いていこう！

絵本の中の世界と影を使った謎解きが高いクオリティで表現された作品で、一見の価値ありますよ！

絵本タッチのプロローグ

人族と影族が仲良く平和にくらすとある王国のお話。

ある日、怖がりの王様が夜中に目を覚まし、壁に映った自分の影に襲われると思った王様は影族を追放します。
王様は、影に命を吹き込むことのできる影族を恐れたのです。

それから数カ月後、影族の子供カゲタロウが一人で遊んでいると、時間を操れるという王国の宝モノが落ちてきました。

王国の宝モノがなくなったことが知れたら大騒ぎになると思ったカゲタロウは、宝モノを届けるためお城に向かうのでした。

移動と時間変更だけで謎を解いていこう

ゲームが始まると3D絵本のような世界で、カゲタロウは左右にのみ移動できます。

画面左下の白丸がヴァーチャルスティックになっています。

少し移動すると道を塞ぐ様々な謎があるので、これを解いていくわけです。

最初は道の真ん中で寝ているクマがいるので、このクマが起きているだろう時間に時計の針を移動させます。

正午頃のお昼にすると、起きて樹の下でハチミツを食べ始めました。
クマが移動してくれたおかげで通ることができました。

このようにカゲタロウは王国の宝モノで時間を自由に変えられるわけです。

朝、昼、夕方と針を動かすことで、空の色だけでなく太陽の動きに合わせて各オブジェの影の長さ、向きも変わっていきます。

さらに画面右下の白丸をタップでジャンプできます。

移動とジャンプの合わせで、ちょっとした段差は飛び越えられます。

そしてここが一番の肝で、影の実体化！
影族は影を実体化させることができるんです。

実体化すべきオブジェに赤い点線が引かれるので、この状態で赤線内をタップすると・・

このように岩の影が実体化して岩になりますので、ジャンプで飛び乗ることができ先に進めるようになります。
この時、時計の針は正午を指し、影は奥に向かってまっすぐ伸びています。

どこに影を出すかは、太陽の位置によって変わるので、時間を変えることでピッタリの位置に影を出して実体化・・これがこの「ヒカゲモノ」の謎解きの流れとなります。

最初のステージ最後には城の衛兵が通してくれません。

が、この衛兵、頭の中はチョウチョのことでいっぱいのようですｗ

少し戻ると木に止まったチョウチョがいます。

このチョウチョの影を奥の壁に投影してそれを実体化すればいいわけです。

朝方にすれば影は右方向に伸びるので、時計を朝早い時間にすると赤線が出てきますので、これをタップで実体化。
ヒラヒラとチョウチョは飛び立ち、それを見た衛兵は門番を忘れて追いかけて行ってしまいます。

これで門を通過できてこのステージクリアです！

門をくぐって城下町に入ってもまだまだ行く手は遮られます。

この辺から少しづつ骨のある謎になってきますよ。

タブン一番難しいのがこの馬車の後輪の入集方法ですね。

少し戻って車輪とは全然違うものの影から作り出せますよ！

そしていよいよカゲタロウはお城の中へ！
王様へ宝モノを返せるまであともうちょっと！

という感じで、とにかく時間を操って影からモノを生み出して謎解きするというアイデアが素晴らしい作品ですね。
謎自体はちょっと考えれば解けるレベルで、非常に気持ちよく遊ぶことができます。

残念なのはあまりに短くてボリュームがないこと。
まあ、かなりしっかり作ってあるので、ここまで作るのも大変だとは思うのですが、せっかくベースのアイデアがいいので、もっと長く遊べるようさらに追加ステージ、追加ストーリーを期待してしまいます！