町を開発して狩猟兵団を強化しよう!
ワールドエンドエクリプス
価格:無料
ワールドエンドエクリプスってどんなゲーム?
「ワールドエンドエクリプス」はセガが開発したRPGで、「町の開発」と「精霊が宿る武器」、そして「戦略性のある戦闘」が特徴的な内容になっています。町の開発というシミュレーションっぽい要素もあり、やり込み要素はそこら辺のソシャゲに比べると群を抜いていると言って良いでしょう。
まずは基本システムの大まかな紹介から
「ワールドエンドエクリプス」において、プレイヤーは狩猟兵団の隊長という位置付けです。そして拠点となる町に狩猟兵団を強化する施設を設置したり、周りの土地を開拓してその施設を建築するための資材を獲得していきます。
そんな感じで建築(町の開発)と開拓で狩猟兵団の地盤を強化しつつ、ユニットを編成してクエストを進めていくという流れです。
って事で次はユニット周りについて解説しましょうか。
まずユニットのステータスはほとんど武器依存です。
このゲームのガチャで手に入るのは精霊が宿る武器で、ユニットは酒場という施設で獲得出来ます。
ユニットに設定されているのはジョブと特性。
ジョブによって装備出来る武器に制限があり、特性は「HPがアップする」とかそういう類。
まぁ端的に言えばユニットにおける性能差は装備出来る武器と特性の違いだけで、根本的な「攻撃力」などのステータスは武器に依存するって事ですね。
って事でとりあえずガチャを何回か回したら高レアリティな武器を獲得しました。
早速装備。この画像を見て分かる通り、ユニットの初期ステータスは全部ゼロ。
武器を装備させないと始まりませんね。
ちなみに強い武器ほど持っている固有技が強力です。
町をガンガン開発しよう!
町に建築出来る施設は色々とあります。例えば定期的な収入が得られる宿屋とかユニットの能力を上げられる研究塔などなど。
建築した建物はレベルアップさせる事が出来ます。
そして施設を建築するためには「資材」が必要です。
ではこの資材はどうやって手に入れるのかと言えばそれが「開拓」です。
開拓画面に移動し、お金を消費して樹木などを伐採すると資材を獲得出来ます。
この資材を利用して施設の建築が可能になります。
とにかく金が貯まったらひたすら自然をぶっ壊して資材を獲得して町を豪華にしましょう。
現実世界の人類だってそうやって文明開化してきたのです。
ちなみにお金はクエストの報酬などで獲得可能。
ここでちょっと流れをまとめてみましょうか。
1.クエストなどで「お金」を獲得
2.「お金」を使って開拓→「資材」獲得
3.「資材」を使って町に施設を建築or施設をレベルアップ
町の施設にはユニットを強化する物が多いので、当然町を開発すれば戦闘が楽になります。
つまりユニットにプラスされる能力値は「武器のステータス」と「施設効果」の二つって訳です。
そうやって町とユニットの育成を終えてからクエストへ旅立ち、また町の開発や開拓を繰り返すのがゲームの流れになります。
で、どうしても瞬時に町を開発したかったら課金するって感じです。
基本的に課金アイテムの「竜鱗」があればお金だろうと資材だろうといくらでもチート出来ます。
施設は好きな所に配置出来るし、後から場所を変える事も可能。
こうやってシムシティみたいに町を作るのはやっぱり楽しいですよね。
戦闘システムの戦略性は合格点
戦闘時は4人パーティ+助っ人で構成します。そして敵を殲滅させればクリアではなく、敵の拠点を破壊したらクリアとなります。
逆に自分の拠点を破壊されたらゲームオーバー。
スクリーンショットの左端の荷車みたいな物が味方の拠点、右端のクリスタルみたいな物が敵の拠点。
この拠点さえ壊せば勝ちなので、無理して敵を全て倒す必要はありません。
戦闘中は自動でポイントが溜まっていき、そのポイントを消費して「ユニットの出撃」、「スキル発動」が可能です。あるいはポイントを「レベルアップ」に消費してポイントが上がる速度を上げる事が出来ます。
このシステムは他のゲームだと「輝星のリベリオン」に似ていますね。
ユニットを出撃させる際は左と右、どちらかのラインを選べます。
単体での戦闘が得意なユニット、盾となる事に特化したユニットなどジョブによって色々と得意不得意や相性があるので、敵によってどのユニットをどんなタイミングで、どちらのラインに出撃させるのか。
この判断によって戦闘の有利不利が決まります。
もちろんポイントの消費判断も難しい所。
とりあえず三体目のユニットを出すべきか。スキル発動で戦局を一気に押し返すか。
いやここはレベルアップしてポイントの上昇スピードを上げるのか……。
なんて事を瞬時に考えて実行しないといけません。
それに味方の拠点が壊されたら元も子もないから常に拠点を防衛する必要性もあるし、良い意味で忙しない戦略性のある戦闘が楽しめます。
ストーリーと世界観は上々の出来
オーソドックスながらも最低限練られたストーリーと世界観は感じられました。そしてそれを彩る魅力的なキャラクターや大量のボイスも盛り込まれており、特に不満は無かったです。
メインクエストはフルボイスで進むしテンポも良く、それぞれのキャラクターごとにサブシナリオも用意されています。
クエスト一つのボリュームはかなり短く、さっさと戦闘に入ります。
クエスト消化があまり好きじゃない人でも、クエスト消化作業はそんなに苦にならないと思います。
ノリはコミカルとシリアスの両方が良く混ざり合っており、声優さん達の演技はかなり良かったです。
町の開発と開拓が鍵を握る
最後にまた町の開発云々の話に戻っちゃいますが、このゲームをプッシュするならやっぱりこのシステムに限りますね。武器の強化は素材を消費するタイプで特に変わった点は無し。他にフレンドと協力して戦うレイドボスも居ますが、これもソシャゲとして言うまでもないほどに当たり前のシステム。
もしも「ワールドエンドエクリプス」に町の開発と開拓というシステムが無ければ、多分「他のゲームよりもちょっと戦闘に凝ってみました」みたいなソシャゲで終わっていたと思います。
でも町を育てるシミュレーション要素のおかげでゲーム性がワンランクアップしている印象を受けました。
ただ欲を言えば、建築出来る施設が少ないのが残念でした。
せっかく面白いシステムを採用してるんだし、もうちょっと町開発関連に遊び要素を盛り込んで欲しいというか、箱庭感をアップさせて欲しかったです。
まぁここはバージョンアップに期待ですかね。
なんか今回は「町の開発がー」みたいな事を連呼しまくってた気がしますが、シミュレーション要素のあるソシャゲって事で、一般的なソシャゲよりもかなり新鮮な気持ちで遊べます。
コツコツ時間をかけてやり込むゲーマーには特にオススメのゲームです。
ワールドエンドエクリプス
価格:無料
あとがき
IPモノの大作がひしめく秋の新作において、オリジナルの本作がどこまで食い込めるか興味あります!@J_kumagaiさんをフォロー
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平田 智也
ゲームレビューや脱出ゲームアプリのシナリオなどを執筆しています。
脱出ゲームのシナリオを3年間で約230本書いてみちゃったり、
1ヶ月にゲームレビューを50本以上書いちゃったりした経験を持つ道産子ライター。
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