怪盗ニポンスキー レビュー 四文字熟語の漢字パズル。ストーリーや世界観はさすが！

元カプコンの稲船敬二氏のcomcept社新作

怪盗ニポンスキーってどんなゲーム？

「安全第一」など、四文字の漢字単語、ないし四文字熟語を作っていくだけのシンプルな漢字パズルです。

四文字のうち異なった文字をドラムロールでクルクルと回して、正解の漢字を選ぶだけ。
単純なゲームを個性的なキャラとストーリーでうまくまとめた作品です！

ストーリー、世界観はルパン的な感じ

主人公のニポンスキーは女泥棒。

裕福な金持ちのお宝を盗んでいる様子。

とっつあん的警部。

ちなみに、ニポンスキー、豚、警部といった主要キャラは、一部の短いワードだけCV入ってます。

正しい四文字ワードになるようにドラムを回そう

無理矢理な世界観ｗ

お宝のある部屋や、閉じ込められた空間には「熟語錠」というカギがかけられており、正しい四文字熟語を完成させれば解錠できるという謎設定。

で、ゲームの本質はコレ。
ヒントを参考に四字熟語を完成させるだけです。

4つの漢字、それぞれがリール形式のドラムロールになっているので、上下スワイプでリールを回して正解の漢字が出たら、右下の「解錠」ボタンを押します。
この例だと、「天気予報」の「予」が「遅」になっているので、3番目を回して「予」を出して「解錠」です。

時間制限があるので、ある程度早く正解を出していく必要があります。

左下のストップウォッチが緑エリアでクリアできれば、☆3つでクリアアイテムのお宝が貰えます。

各ステージで全てのお宝をゲットするとご褒美の課金アイテム(クリスタル)が貰えます。

お助けアイテムもあるよ

怪盗ゴーグルは、間違った部位を教えてくれます。

また、怪盗ウォッチは30秒時間を止めます。

非課金で遊べる3話までは特にお助けアイテムは不要ですね。

りんごはパスできる回数が1回増えます。
ただ、非常に簡単なのでパスなんか使ったことないｗ

後半は難しいワードばかりなんだろうか・・・
2ヶ所違う問題になると急に難易度が上がるので、そういうハズレ問題でパスが使えるかも。

モードはストーリーとチャレンジの２つ

基本はストーリーモードでストーリーを楽しむ感じでしょうか。


まあ、よくあるルパン、キャツアイ系の話なんですけどねｗ

チャレンジモードは、90秒で何問解けるかのサドンデススタイルです。

このチャレンジモードを何度もやっていると、クリスタルが貰えるようになっています。

ゲーム自体は平凡、しかし見せ方がうまい

非課金だと3話までで、それ以降は課金。
まだ2話までしかやってないので、1話いくらか分からず。
現在10話までありますから1話¥85でも約¥600か。

で、この漢字パズルと言う部分は正直あまり面白くありませんｗ
簡単過ぎるってのもあるんだけど、大したアイデアでもないし地味なので割とすぐ飽きます。

この大したことないアイデアを、キャラとイラスト、BGM等できちんとゲームっぽくしてくる点が凄いなと思ったわけです。

キャラやストーリーを付けず、ショボイUIで単なる漢字パズルとして出してたら、多分あまり売れる要素なかったと思います。

でも、「熟語錠」なんていうぶっ飛んだアイデアで、分かりやすいルパン系ストーリーとキャラを作ることで、ストーリーの先が見たいという欲求の方をメインにしています。。
この辺、さすがにゲームを作ってきた人達であり、そこそこリソースを割ける企業だからこその方向性だろうなあと。

ミニゲームやカジュアルゲームも少しづつボリュームアップして、1〜2日で終わる(飽きる)ゲームから、1〜2週間遊べるゲームへともっと移行していくと私はみています。
個人やミニベンチャーさん達のカジュアルゲームも、どんどんクオリティアップしてきているのと共に、ある程度長く遊べる方向にシフトしてきていますしね。
それもあって、単なるミニゲームをきちんとそこそこ遊べるカジュアルゲームにしてきたという点に惹かれたというわけです。

ゲーム自体はまあそこそこなので、ストーリーが気に入って4話以降も気になるなら課金価値はあると思います。