G-cluster(ジークラスタ)にまさかのスマホアプリ登場。ゲームないのにビューワーが出る不思議。

G-clusterはまだ生きていた！

ゲームはクラウドゲームの新時代へ！という触れ込みで昨年頑張ってCMをしていたG-cluster(ジークラスタ)をみなさんは覚えているでしょうか。

スクエニの「DIVE IN」がこのジークラスタの技術で運用されており、仕様やエンジンだけを託してジークラスタはサービス終了してると思いきや、来月にスマホ用アプリが出るとのリリースが出て驚きました。

G-clusterとは？

クラウドゲーミングデバイスで、スマホやタブレットがWiFiに繋がっていればストリーミングでゲームがプレイできるというものです。

要は、スマホとネットさえあればソフトをダウンロードせずとも、さらにスマホがディスプレイとコントローラーを兼ねるのでそのまま遊べてしまうという点がウリでした。

サーバーサイドで全て処理するためG-cluster本体は極小。
格安LINUXサーバーのノリで、テレビ背面にチョコンと貼るだけ。

これが公式のイメージ動画。
後半のBGMがカッコいい！

全然増えないゲームタイトル

■G-cluster サービスゲーム一覧

サービスインして1年半が経ちましたが、とにかく配信タイトルが少ない。
売れてないからタイトルが増えるはずもないんだけど、ここまでソフトがなかったら誰も買わない。

唯一のキラータイトルだったスクエニのファイナルファンタジーシリーズも、「DIVE IN」で同じサービスがスタートした以上、キラーでなくなってしまった。

ファルコムの英雄伝説やイース、あとは高橋名人とかグラディウスみたいなファミコン時代の骨董品レベルしかない。

昨年発売のウイイレ2014がラインナップされていて、詳細見たら「販売終了」とか書いてある。
そらそうでしょうともｗ

最新のデータが配信できるストリーミングサービスで、ナンバリングタイトルの1つ前が配信される斬新さ。
つか、ラインナップから消せばいいのに。

これは先週配信開始されたばかりの「FINALFANTASY XIII-2」。
DIVE INと違って買い切りですが、¥2,376と結構なお値段。

コンソールゲームのダウンロード版とすればソコソコだけど、iOSやAndroidの有料ゲームの相場からすれば高い。

しかも本体がアホみたいに高いｗ

スペック的に大したパーツを使っていない、そしてストレージもない格安LINUXサーバーレベルで本体1万円もの値付けしたら誰も見向きしないと思うよ。
こんな価格では気軽に試すこともできないし、業界関係者かガジェットオタクくらいしか買ってないと思う。

実際、情報を集めようとググったら、ブロガー向け説明会でバラまいた時に適当な記事が数本上がってそれだけ。
Amazonのレビューくらいしかまともな使用感の情報がなくて、ユーザーがほぼ死滅してる状態。

こんな状況で果敢にもスマホアプリ登場

DIVE INと全く同じ使い方になるスマホビューワーアプリですね。
てか、今まではスマホやタブレット上で遊べてなかったってことなのかな？

まあ、本体1万も出してDIVE INと同じ作品を買う人いないし、ここまで魅力ないとシャレでも買えないなあ・・

シャレなら買えるかも知れない状況だった件ｗ

いや、シャレなら買えそうな気がしてきた！
アマゾン見たら基本セットがなんとお値段¥4,000！

この基本セットはコントローラーとして「ロジクールワイヤレスゲームパッド F710」がバンドルされています。

この「ロジクールワイヤレスゲームパッド F710」を単品で見てみると・・

¥3,480!!w

G-cluster部分は500円相当の投げ売りです。
つか、完全に在庫処分のワゴンですな！

つまり、PC用ワイヤレスゲームコントローラーが欲しいかも・・と思っている方にとって、大体の場合「F710」が購入候補に上がるわけですが、今なら¥500ほどでG-clusterが付いてきますｗ

PC系ゲームブログをやっている方なら、安価に「G-clusterを勢いで買ってみた！」ってなネタが得られますｗ

恐らくスマホアプリもずーっと開発してて、せっかくだからリリースしとけレベルなんだろうな・・悲しいけど。

現状の価格とラインナップと遅延レベルでは、まだまだクラウドゲームデバイスが市場に受け入れられないと思うけど、ストア配信ではできないような付加価値(特典など)を出せれば、ジャンルによっては市場ができるかも知れません。

パッケージだろうがダウンロードだろうがストリーミングだろうが、ゲーム専用機としてハードで値付けした時点でAppStoreやGoogle Playには勝てないと思われます。まずはその壁をクリアしないとね。