フィンガーナイツ レビュー 王道ファンタジーで爽快なひっぱり系RPG！

戦闘に面白さを見いだせるゲームだ！

フィンガーナイツってどんなゲーム？

「フィンガーナイツ」は「アイドルマスター」や「ストライクウィッチーズ」の演出を手がけた高橋正典氏が制作に大きく関わっているゲームです。

ゲームの肝はひっぱり系の戦闘にあります。キャラクターをバシバシ引っ張って敵にぶつける戦闘は爽快で、なおかつ戦略性があり普通に面白いです！

魔族に負けんな！

さてストーリーですが、どうやら魔族が暴れまわっている世界で憎き魔族の野郎たちをぶっ潰そうぜ！　みたいな王道モノになっています。

プレイヤーは指揮官となり魔族討伐の任務を遂行……するんですけど、プレイヤーの分身となる主人公はどことなくバカっぽく、チュートリアルの指南役の副官もやたらとノリが良いです。

世界観はシリアスで悪そうな奴も居ますが、全体的に見れば重くはなく軽めのテキストを楽しめます。

ちなみに最初に選べる騎士は見た目重視でベルダンディーさんを選択。
今後はガチャを回しまくって騎士を獲得してパーティを強化して行く事になるのでしょう。

ていうかこのゲームはキャラクターイラストが魅力的ですよね。

とにかくひっぱれ！

コマンドバトルやポチポチゲーには飽きたんじゃあ！　って人にフィンガーナイツの戦闘はオススメです。

こんな感じで画面にキャラクターが配置されてるんですが、キャラクターをひっぱって敵にぶつけてダメージを与えるというのが戦闘の内容というか遊び方。

ひっぱり具合によって最終的にキャラクターがどこへ飛ぶのか、そのルートが分かります。

まぁ基本的には敵の方へ飛ぶように角度を調整してひっぱり、「ここだ！」と思った所で指を離しましょう。
キャラクターがその方向へぶっ飛んでいきます。

ちなみにジョブによって攻撃方法が異なり、遠距離から攻撃するタイプのキャラクターは強く引っ張るとその場から動かずに攻撃します。

自分のターンが終わると次は敵のターンに入ります。
少ないターン数で敵を全滅させた方が戦闘結果が良くなるんで、なるべく少ないターンで倒しましょう。

もちろんただ黙々と味方キャラクターを敵に向けてぶつけるだけのゲームではありません。

まずキャラクターは飛べば飛ぶほど「勢い」が落ちるので、めっちゃ遠くに居る敵に向かって闇雲に飛ばすのはあまり良い方法とは言えないはず。

そんな時は障害物を使うと良いです。
例えばスプリングにぶつけると飛ぶ角度が変わるだけではなく勢いも増します。

つまり一直線に敵に向かって引っ張るのではなく、障害物に一度当ててから敵にぶつけるのも基本的なコツって事です。まぁエアホッケーみたいなもんですね。

また、敵が群れている所に突撃するのも危険かもしれません。
当然敵の集団の中央にぶっ飛ばせば一度に多くの敵にダメージを与えられますけど、残った敵に囲まれる可能性があります。

そんな時はまず端の方に居る敵から確実に倒すのも有り。

ゲームスタート時に配置を決める事も可能。

敵の配置や障害物によって戦略を自分で生み出すのも醍醐味です。

感覚的に楽しめるゲーム……って抽象的すぎる意見ですけど、味方のキャラクターも敵もぬるぬる動きまわるんでそれが面白かったです。
戦闘含めて全体的にゲームが軽いため、ひっぱり系のアクションの爽快感が増しています。

キャラによって攻撃方法が異なるのもまた面白い！

ちなみにスキルシステムもあります。
これはゲージが溜まった時にスキルアイコンをタップすれば発動可能。

ここぞというタイミングではスキルを使って形勢逆転しちゃいましょう。

先ほどちらっと触れましたが、高ランクで戦闘を終えるのもコツ。

良い戦闘結果なら報酬もらえたりするんで、なるべく効率的に敵を撃破しましょう。

システムはシンプルです！

良くも悪くもシステムはめちゃくちゃシンプルでしたね。
まずキャラクターはガチャと封印石で入手可能。

ガチャはもう説明する必要無いでしょうが、封印石は要するに「このキャラクターの石を◯◯個手に入れたらこのキャラクターが手に入るよ」って感じのシステムです。

ガチャを回さずパーティメンバーを増やせるのは嬉しい事ですが、いかんせんこの封印石を集めるのには骨が折れます。だから仲間集めの基本はやっぱりガチャ中心になりそう。

キャラクターは「レベルアップ」と「強化」が可能。
もちろん装備品だって強化出来ます。

他のゲームと同じく素材を消費してガンガン鍛えるスタイルですね。

ちなみにレベルアップと強化はどちらも騎士のステータスを上げる事になりますが、この二つはあくまでも別物。

強力な装備品は強化レベルを上げないと装備出来ない物が多いので、レベルアップと強化を同時にこなさなければいけません。

スキルアップも忘れずに。
育成は良くも悪くも大変そうですね。

闘技場はレイドボスを含め、強敵と戦える要素もふんだんに用意されています。

ゲームがある程度進んだ人、あるいは課金しまくりな人は通常クエストよりも闘技場でガツガツ戦う事になるでしょう。ランク争いも熱いです。

ギルドに入ると傭兵システムを使えるようになります。
自分を傭兵として登録し、誰かが自分を使えば報酬が入るって感じ。

他にギルドショップがあったりダンジョンに行けたり。
マルチな遊びは色々と用意されています。

クエストはステージ制です。

しっかりとキャラクターを育成して最強パーティを組み、ついでに助っ人も引き連れてサクサクッとステージを攻略してやりましょう。

戦闘をどこまで楽しめるかが肝！

なんか本当に超オーソドックスなソシャゲをドン！　と作り上げて、そこにひっぱり系の戦闘というアクション要素をぶち込みましたー！　って雰囲気のゲームです。

ただエリアバトル（他のユーザーと戦う基地攻防戦）やレイドバトルなど、「やり込み要素」はかなり多いしランキング争いも白熱しています。

これだけオーソドックスなら誰でもそこそこ遊べる気はするんですが、あとは上級者向けのダンジョンやレイドボス討伐、豊富な育成要素などのやり込みにどこまでハマれるかですね。

相手が強敵にもなると「どれだけ育成したか」、「どれだけ戦略を練られるか」が肝になるんで、ここにどのくらい遊び要素を見いだせるかって話になると思います。

まぁ遊びやすさと分かりやすさはマジだし戦闘の面白さは確かだと思うので、モノは試しとプレイしてみてはどうでしょうか。

通常クエスト以外にもやり込み要素が豊富に用意されているし、長期休暇中とかにダラダラやるのに向いているようなゲームだと感じました。

あとがき

グラフィックやキャラデザインは結構好み！
この雰囲気が好きならプレイしてみる価値ありかと。

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