スマホゲーの大作FPSだ!
HIDE AND FIRE
価格:無料
HIDE AND FIREってどんなゲーム?
「HIDE AND FIRE」はネクソンが送り込んできた大作FPSです。ソロプレイはもちろん共闘など多彩なゲームモードがあり、銃だけではなくRPGや手榴弾も使える本格的な内容になっています。
さてHIDE AND FIREは一体どこまでスマホゲーの域を超えたFPSになっているんでしょうか!
割りと普通でした
まず本作はFPSと言っても、フィールドを自由に動き回れる訳じゃありません。基本的には一定の画面の中で敵に照準を合わせて撃つだけ。
一応左右に移動して障害物に隠れる事は出来ますが、移動という移動はそれくらいが限度です。
だからもちろん、裏取りして芋ってるスナイパーの背後に近づいてナイフでキル! みたいなプレイ方法とかはありえませんね。ちなみに自分はSRかついで前線に突撃するのが好きです。マルチで特に嫌われるタイプですね。
画面スワイプで照準を合わせて射撃ボタンでタップ、という方法で射撃します。
照準合わせるのはかなり簡単。ヘッドショットも楽に出せると思います。
まぁスマホゲーのFPSと言えばどれもこれも自由に動き回れず、照準を合わせるだけって感じのシステムなんですが、HIDE AND FIREはまさにそれ。
立ち回りのテクが必要無く、エイム……という言葉が大袈裟に聞こえるくらいに照準を合わせるのが楽だし、FPSと言えどもテクニックよりも武器の強さが勝負のカギを握るでしょう。
テクニックで大きな差が出るようなシステムではありません。
とは言え、RPGでヘリを爆破するとか手榴弾を敵集団に放り込むとかヘッドショットの爽快感とか、FPSにあるべきアクションや要素はしっかり網羅されています。
操作性も良いしスマホゲーのFPSとしては合格点だと感じました。
もちろん武器はメインとサブの種類に分かれており、サブで装備したスナイパーライフルを使う事も可能。
自由に動き回れない時点でそんなのFPSじゃねぇ! と言う意見を持つ人もいるでしょうが、さすがにスマホゲーとPCやコンシューマの本格的なFPSを比べるのは酷かなとも思いますし、そこを許容出来れば大抵の人は楽しめると思います。
何度も言いますが、自由に動き回れないという欠点以外はFPSとして良く出来ています。
特に変わったシステムとか無いんですが、良い意味で普通のシステムをきっちり揃えて上手くまとめたという印象です。
大作とは勝負しないからこそ生まれるのか
お金やら素材をガツガツ使って装備品をモリモリ育成しましょう。もちろん銃の強化とレベルアップも可能です。まぁ大量の金と素材が必要になるのは言わずもがな……。
傭兵を雇う事も可能。あとガチャでは武器や素材が出てきます。
多種多様な武器があるんですが、高レアリティの武器をメキメキ育てないと頂点は狙えそうにないかもですね。
高レアリティと低レアリティの武器じゃレベルマックス時の攻撃力が雲泥の差なので。
FPSにしてはストーリーというかキャラクターの会話シーンが結構ボリューム多め。
その会話シーンでは狙いすぎた感満載のアメリカ映画のような言い回しや下ネタが多発。
特に自分に酔いまくっている主人公のビーストは、常に中二病ノートに載っていそうなセリフを連呼します。
あぁでもそういうノリは嫌いじゃないぜ。
己に酔うのも一つの特技。自分に酔えねぇ奴がてっぺん取れるかよって話だもんな。……すみません。
HIDE AND FIREというゲームは、まずアクションに関しては十分合格点です。
グラフィックも悪くないし、ソロプレイの他に共闘も出来るしかなり遊べる出来になってます。
育成要素、ガチャ(武器の入手)に関してはリアルマネーを相当注ぎ込まないとキツそうな気はしますが、無課金あるいは微課金プレイでも問題無いと思います。
トップを狙う気が無いのであれば。
ぶっちゃけ斬新なシステムorアクションとか操作方法とか、大手だからこそ実現可能な新要素! とかは無いですし、根本的にはカードゲームと同じくガチャありきのゲームです。
だからPCやコンシューマのような本格的なFPSさえ求めなければ無難に遊べます。
ただなんと言いますか、もっと勝負して本格派に近づけるとか、ガチャありきではなくテクニックがモノを言うシステムがあればいいなぁとは思いますけどね……。
個人的な意見としては、やっぱりFPSってテクニックさえあれば装備が多少弱くてもトップになれるのが醍醐味だと思うので……。
兎にも角にも適度にスマホでFPSっぽいゲームを楽しみたい人は、とりあえずHIDE AND FIREをやっとけば不満は出ないんじゃないでしょうか。
良くも悪くもスマホに特化したFPSなのです。
HIDE AND FIRE
価格:無料
あとがき
やはりスマホのFPSはこういう仕様なんだろうなあという作品かな。VRの登場でますますFPSは据え置き機でやるジャンルになる気が。
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平田 智也
ゲームレビューや脱出ゲームアプリのシナリオなどを執筆しています。
脱出ゲームのシナリオを3年間で約230本書いてみちゃったり、
1ヶ月にゲームレビューを50本以上書いちゃったりした経験を持つ道産子ライター。
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