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D.O.T. Defender of Texel レビュー 海外でヒットしたDeNA産ドット絵RPG、世界観はいいけどね…


ドット絵キャラの育成を楽しめるかが鍵

DropShadow ~ dot01th  mini
D.O.T. Defender of Texel
価格:無料
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D.O.T.(ドット)ってどんなゲーム?

自軍のドット絵ユニットを3×3マスに配置し、9体のチームで戦うポチポチ型RPGです。
3×3マスにどのように自軍ユニットを配置し、どの順番で繰り出していくかというところにゲーム性があります。

また、合成と進化(転生)を比較的頻繁にしていくタイプで、ドット絵が進化していく様を楽しむことができます。

海外でソコソコ売れての日本参戦、果たして日本でも売れるのかどうか。

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ステージの進行はやっぱりポチポチ型

DropShadow ~ dot04th  mini 全体マップから大枠のステージを選び、

DropShadow ~ dot05th  mini その中でミッションが小分けされてますが、基本的にやることは「GO」のボタンを押して変化のない道をただ進むだけのポチポチタイプ。

DropShadow ~ dot02th  mini 敵の出現もほぼ3回に1回なので、ドキドキもワクワクも一切なく、正直いつまでこのくだらない演出を使うのだろうと、いきなり興ざめ・・・

一転、バトル部分はちゃんと作ってある

DropShadow ~ dot03th  mini 敵と遭遇するとこのようなバトル画面になります。
右は敵で、ストーリー上全て機械型モンスターです。

画面下段は自軍で、予め3×3マスに配置したモンスターで戦います。

DropShadow ~ dot06th  mini 戦闘が始まると、プレイヤーは3×3マス内で縦、横、斜めで3列分を指定することができます。

DropShadow ~ dot07th  mini 1本めは黄色なので、一番右の列を上からスススーとスワイプすると上記のように黄色で右列縦に3つが囲まれました。

2本目は左下から右上に斜めにスワイプしてみました。なのでオレンジで囲まれています。

一番右上のユニットは、1本目の黄色と2本目のオレンジでダブル指定したことになります。

DropShadow ~ dot08th  mini そして3本目は右下から左上にスワイプしてみました。
丁度赤い枠で囲まれている瞬間です。

このように、D.O.T.のバトルは毎回3本のラインを引くことで行われます。
3本引くとユニットがアニメでバトルを開始します。

1本目の黄色は右列縦3つなので、この枠のモンスターが3体出て敵に攻撃します。
もちろん敵も反撃してきます。

これで1ターン。

オレンジ、赤と合計3ターンで1セットになります。

スキルはガンガン使おう

DropShadow ~ dot09th  mini よく見ると、水色の丸囲みで数字の付いたユニットがありますね。
これはスキル使用までのターン数を表していて、表記がないユニットはスキルを使えないゴミユニットということになります。

で、ラインを引いて1回攻撃する毎にこの数字が減っていき、ゼロになれば次のターンでスキルを使うことができます。

例えば真ん中に配置したユニットは、3本ともラインに組み込めるので、1回のバトルで一気に3つ数字を減らすことができるわけですね。
強力なスキルを持つキャラは真ん中配置が基本となります。

DropShadow ~ dot10th  mini このように、スキル発動OKになるとピンクの剣アイコンが煌めきます。

DropShadow ~ dot11th  mini さらにこのスキル発動条件及び残りターン数は、次のバトルに引き継ぎます。

ただ残念なのは、ピンクのアイコンが出た状態でそのユニットをラインに入れてしまうと、その攻撃時にスキルを発動してしまいます。
つまり、強敵までスキル使用を温存がなかなかできないんですね。

上記スクショでは、左上と右下がスキル使用可なので、このバトルで温存したかったら以下のラインしか取れません。

DropShadow dot11th  mini こんな感じ。

でも、スキルカウントが1のユニットが3体いるので、結局次のターンではスキルを使ってしまいます。
なので、結局使えるスキルはガンガン使っていくという、割と安易というかストレートなバトルになると思います。

DropShadow ~ dot12th  mini スキルには各キャラのアニメがあります。
が、シンプルかつ速いのであまりドハデ感がなくて残念です。

SRキャラだと派手なのかも知れないですケド。

ただ、ドット絵キャラがチョコチョコ動くのは見てて楽しいです。

ボス戦で使うBPの意味が良く分からず

DropShadow ~ dot13th  mini 代わり映えしないミッションを3つ4つクリアすると、ボスステージがやってきます。
で、このボスと戦う際に「BP」と呼ばれるポイントを使用します。
BPは最大3つまで貯められて、一定時間で回復します。

普通、この手のスタミナとは別のポイントって、対人戦用だったりレイド系だったりするわけですが、何故かソロミッションのボスで使用するんですね。

あくまでソロミッションなので、ボスと戦う際も一定のスタミナ消費でいいと思うんですが、何故別のポイントをアサインするのかよくワカラナイ・・
課金要素だとしても意味不明・・・

一番の目玉はモンスター育成

DropShadow ~ dot16th  mini 合成でLvを上げ、同一キャラの合成で「進化Lv」を上げる点が最初ややこしい点です。

DropShadow ~ dot17th  mini ベースと同じ「アシュタード」を2体合成します。
ちなみに、素材リストは旧式のリスト方式で、同一ページ内しか合成できないというニントモカントモな仕様です。

次のページにさらにアシュタードを3体持っていても、5体同時に合成しようと思ったら、ソート順を変えるなどして同一ページに5体表示させないと無理というダメっぷり。
ただし、幸いにも合成にお金を使わない仕様なので、ページをまたぐ場合は複数回に分けて合成すればいいのが救いだったり。

DropShadow ~ dot18th  mini 最大10体まで同時に合成できます。

DropShadow ~ dot19th  mini ぴかーん。

DropShadow ~ dot20th  mini Lvが上がり、かつ進化Lvが2つ上がったのがわかりますね。

で、進化Lvが5/5になる、すなわち同一キャラを5体合成すると転生(いわゆる進化)するわけです。

DropShadow ~ dot15th  mini 「アシュタード」が「ババック」に転生しました。

で、これはC(コモン)の雑魚ユニットですが、UCやRユニットも進化Lvは全て0/5表記でした。
すなわち、進化には同一キャラ5体必要ということで、この手のゲームに慣れた方は軽くめまいがしたんじゃないでしょうかw

ベースをLvMAXにしたり、Lv20にしないと進化できないわけではなく、基本的に同一キャラ5体を合成すればさくっと転生できるようです。

で、このD.O.T. は割とバンバンガチャ券が払い出されます。
非課金のレアガチャもミッションで出る通貨アイテムで買えたりと、割と頻繁にユニット入手導線があるので、CやUC、ハズレ系Rくらいなら5体集まるかも知れません。

ただそれにしても、結局使える課金系強ユニットの場合、5体集めるには廃課金の匂いがします。

武器アイテムで更なるユニット育成が可能

DropShadow ~ dot21th  mini ミッションの各バトルをクリアする度に、3〜4Texiという通貨アイテムが貰えます。
これを貯めてショップで武器・防具が購入できます。

で、各ユニットに装備させることが可能です。
ただ、2時間くらいみっちりやっても200Texiくらいしか貯まらないので、よく考えて購入しましょう。

ちなみに、「ジナ・ハンマー」は、発動率10%で「スマッシュ」という敵単体にダメージを与えるスキルが発動します。
各ユニット固有のスキルは、発動まで規定回数戦闘参加しないとダメですが、武器スキルは確率で発動するので強いですね。

全部で8種類しか売ってないのが寂しいですが、9体もいるので主要ユニット分を地道に買い揃えていきましょう。

というわけで、ひたすら各ユニットを強化、転生させていくゲームです。

凄く面白くて凄くツマラナイ不思議な感覚

ドット絵の雰囲気がいいですし、なんだかんだ言ってキャラ育成は楽しいです。
でも何故だろう・・少しやったらもうつまんないんですよw

ポチポチ部分はまったくもって不要だし、バトルの3×3の仕様も奥が深いようで浅い。
進化は先々が不安な同一5体仕様だし、スキルもアイテムも多様性がないんですよね。
結局使えるユニットで固めて、スキルが使えるようにライン引いて、スキルで駆除していくというワンパターンな作業がすぐ見えてしまう。

DropShadow ~ dot22th  mini ドット絵もこれは多分好みの問題だけど、先に出たブレイブフロンティアに比べると、粗くてより暗い世界観が日本でウケるかどうか。

BGMも含め、全体的に雰囲気の良さよりもチープ感が出てしまってる気がします。
スキルの演出も地味ですし…

全体的には玄人受けしそうなものの、その割にはゲーム仕様はソシャゲ層向けに振っているので、対象層にもズレがあるような気がしています。

そもそも日本ではライバルが強すぎるというか、もっと面白くて華やかなゲームがたくさんあるので、正直この見た目や演出では万人受けして大ヒット・・はキツイんじゃないかな。

少なくとも初速という点では、ほぼ同時期に出たSEGAの「チェインクロニクル」がiOSでトップセールス30位台にいきなり食い込んだのに、このD.O.T.(ドット)は225位と出遅れています。

無料でやってる分にはマズマズ楽しめるけど、課金してまでやろう、このユニット育てたい!という気にならない人が多いと思うんですよね。
明日8/3より開始されるイベントでどこまでコアユーザーを作れるかでしょうか。

さらに、mobageタイトルということで、mobageアカウントを持ってない人は開始時にゲスト登録として、普通にmobageに登録させる仕様も気に食わないです。
生年月日とか都道府県聞いてくるのでおかしいと思ったんだよな。

というわけで、mobageアカウントを持っている、もしくはmobageでも全然OKな方は試してみるといいかも。

ユーザーは選びますが、ハマる人にはハマる気もしています。



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@J_Kumagai

Axel Games運営者兼ライターの熊谷です。 スマホゲームに特化して遊びまくっています。 なお、現在Axel Gamesではライターさん募集していますので、もし興味ある方いらっしゃいましたらメール下さい!(axelgames00[@]gmail.com)


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