ゴブリンが世界を守る!?
ゴブリンディフェンダー
価格:無料
ゴブリンディフェンダーってどんなゲーム?
「ゴブリンディフェンダー」はロシア発の作品で、魔族の侵攻から人間を守るために、ゴブリン達が戦うという謎設定のタワーディフェンスです。ゲームそのものは王道なタワーディフェンスに斬新な設定を盛り込んだって感じなんですが、ちょいとキワモノ系に部類される内容だと思います。色んな意味で。
ヒーローの操作も出来ちゃうぞ!
タワーディフェンスをやった事がある人なら、この画面を見ただけで何となくシステムは分かるでしょう。まぁ道の向こうからクモとか(魔族の侵攻を撃退するんじゃなかったのか……?)がやってくるので、道に兵器を設置して撃退します。
兵器にはシンプルな弩砲や敵の動きを鈍らせる冷却砲など色々な種類がありますね。
そしてヒーローを配置して戦う事も可能(建物の出入り口に立っている人です)。
一度配置したらその場所でしか攻撃出来ない設置型兵器と違い、ヒーローは自由に移動させられます。
そのヒーローは敵が近くに来ると自動で攻撃します。
左下にあるアイコンをタップすれば飛行ユニット(空挺部隊とか)を使えて、好きな場所に強力な攻撃をお見舞いできます。また、魔法(強化冷凍弾とか)を使えば敵を凍らせる事も可能。
などなど、敵を撃退する方法が設置型兵器以外にも色々と用意されており斬新な気持ちで遊べました。
基本は設置型兵器、自由に動けるヒーロー、強力な効果を持つ飛行ユニット、魔法の四つを使いこなして戦うって感じですね。
育成要素は盛り沢山
もちろんヒーローや兵器などは強化可能で、他に施設も強化出来ます。タワーディフェンスにしては育成出来る要素が多くて、その割には説明が割りと雑なので初見だと頭に「?」が浮かぶ事があるかもしれません。
ユニットは設置型の兵器、ヒーロー、飛行ユニットなどに分類され、飛行ユニットの中にも空挺部隊とかロケット弾とか色々あります。
これらを確実に強化させましょう。ヒーローはスキルも覚えます。
施設は強化する事で様々な恩恵を受けられます。
特に鉱山の強化は必須。このゲームには資源の概念があり、鉱山を強化する事で資源の生産量が増えます。
そして資源は兵器の強化をする時に消費します。
数ある施設やユニットの強化などなど、モリモリ育成する要素が多くて楽しいんですが、個人的にはインターフェイスがごちゃごちゃしてて分かりにくく、肝心な説明が足りてないから内容を理解するのが面倒でした。
このスクショにしても、いきなり施設の画面が出てきて「買う」とか「回収」みたいなアイコンが出てきても良く意味が分からなかったですし……。
ていうかめっちゃ課金すると(課金石3200個分)コレクションの組み立てとやらが出来るらしいんですが、これらに関する説明は一切無かったです。
とにかく初見じゃ分からないシステムが多いですね。
課金の催促がハンパない
育成要素が多いのはまぁ基本的には歓迎なんですけど、やっぱり明らかに説明が足りてないと思いました。だから余計にインターフェイスが分かりにくいという印象を受けてしまいます。
少なくとも日本のゲームみたいな分かりやすい親切設計とは言えません。
しかも事あるごとに「いま課金すればお得だぜ!」みたいな課金のプレッシャー広告が出てくるし、やたらとフェイスブックでのログインを強要してくるのが面倒です。
後ついでに言うと戦闘は早送り出来ないので、一度のプレイ時間が長引きます。これがキツイ……。
更に言えばユニットなどの強化は時間がかかるタイプで、一瞬で強化を終わらせたかったら課金するか動画広告見てねーという例のアレです。
更に更に言うと資源とか数に制限のある兵器は課金でいくらでも手に入れられるなどかなり課金ありきの内容になっており、しかもその課金額が結構重くて催促もしつこいです。
ゲームの内容自体は良いんですよ。
設置兵器、空挺部隊、ヒーロー、敵を一網打尽にできる強力アイテムなどを駆使して戦うのは面白いし、育成要素がてんこ盛りで資源やら施設というちょっとストラテジーっぽい要素もあって斬新で、やる事いっぱいで飽きません。
アリーナもあってやりがいもあります。
しかしインターフェイスがイマイチ、課金が重たい育成要素、いちいち出てくる広告というか宣伝、早送りが出来ない戦闘……などゲームデザインがちょっと疎かで取っつきにくいんですよね。
しつこいようですが説明不足でチュートリアルやっただけじゃ内容がストン! と頭に入ってこないのもマイナスポイント。
デベロッパーはコアユーザー向けを謳っているらしいんですが、まぁ本当に色んな意味でコアユーザー向けだと思います。
少なくとも普段パズドラとか白猫をのんびりやっている女性のライトユーザーとかは絶対にやらなさそうなゲームです。
今回はあぁだこうだ言っちゃいましたが、ゲームの根本的な面白さは感じられたんですよね。
だからこういうテイストの洋ゲーに慣れてる人なら普通に楽しめると思います。
色々と斬新な内容になってるし、タワーディフェンスが好きなゲーマーなら試しにやってみるくらいの価値はあるでしょう。
好き嫌いがハッキリ分かれるタイプのゲームって感じですかね。
価格:無料
あとがき
うーん、課金ありきの催促ガンガンパターンか・・日本でも某メーカーがこれで大失敗してからほぼなくなったので、海外産もこれから減るだろうと期待。
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平田 智也
ゲームレビューや脱出ゲームアプリのシナリオなどを執筆しています。
脱出ゲームのシナリオを3年間で約230本書いてみちゃったり、
1ヶ月にゲームレビューを50本以上書いちゃったりした経験を持つ道産子ライター。
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