ghostpia レビュー不思議な幽霊の町の物語。最高クオリティのデンシノベルだ！

イラスト、BGM、演出全てが高品質！超水道さん渾身の作品

ghostpia

価格：無料

ghostpiaってどんなゲーム？

ここは、雪の砂漠の真ん中。どこにも行けない幽霊の町。
「とある事件」から向こう、小夜子はひとりぼっちで暮らしていた。

ある日、古い友人が突然訪ねてきて、言った。
「新しい幽霊が来たの」

と、不思議な世界観で始まるデンシノベルです。
ただテキストを読むだけではない、スマホでデンシノベルだからこそできる演出を全てのiOSユーザーに体験して欲しい！

町で唯一の異邦人「小夜子」と、新入りの幽霊「ヨル」の物語

物語は「幽霊の町」の住人、３人の女の子の幽霊＋新入りの幽霊という組み合わせで進んでいきます。

序盤の第１話では、
主人公の「小夜子」を始め、他の登場人物が何故幽霊なのか？
幽霊の町とは何なのか？
この辺がまだぼやかされていて謎が深まっていきます。

しかも現在と過去の記憶が入り乱れて、さらに謎が謎を呼んで展開していきます。

イラストは温かみのある絵本のようなタッチで凄くセンスいいですね！

ただの電子書籍でもなければ、ノベルゲームでもない。

新しい見せ方のデンシノベルなので、コミックのようなコマ割りや、コマのカットインなど各場面が非常に凝っています。
このために物語序盤からグイグイ引きこまれていきます。

短いセンテンスでテンポよく進むので、電車の中でもサクサク読み進められます。

セリフの吹き出し場面では右下にキャラアイコンが出て、さらにセリフ擬音もセットされているので、会話がより臨場感あってこれもグッド！

また、BGM、SEがほぼ全編に渡って入っていて、これもサントラになるほどのクオリティ。

電車の中でプレイする場合は是非イヤホン・ヘッドホンを使うべし！

ノベルゲームはネタばらしできないので、ストーリーに触れたり先のスクショを出せないのが残念。

そして今回リリースされたのは第１話のみ。
この「ghostpia」は連載形式で順番に追加されていく形式です。
第2話は10/24とのことで、この試みも面白いですね。

第1話の最後では一気にシリアスな流れになって、物語にグイグイ引きこまれたところで「つづく」
これはウマイ！　先が読みたくてタマラナイ！！

メニューUIも素敵

トップ画面では、上下左右のフリックで各メニューが切り替わるUIになっています。

セーブはオートセーブなので、アプリを落としてもほぼ同じ位置から再開できます。
この場合は「前回のつづきから」を選択。

二本指タップでしおりを挟むことができ、そこから再開する場合は「しおりから」

もちろんいつでも「はじめから」やり直すことも可能。

さらに左フリックでスタッフロール。

右フリックすると、各チャプターからの再生も可能になっています！

当然バックログ機能もありますので、ノベルゲームに必要な機能もきっちり入っています。

ということで、超水道さんのファンはもちろん、普段ノベルゲームなんてやらないよ・・という人にこそ触れてほしい作品です。
とにかく読みやすくてテンポが良くてキモチいいデンシノベルです。